―ネット上にある、匿名での、赤裸々な恋愛の悩みや告白を紹介し、真剣に恋愛について考えるシリーズ企画『非モテ自身』。
ネット上の匿名の告白は、後ろめたい話や自慢話など、多くの場合、実社会では話しづらい内容です。時には読む人の心を代弁し、時には反面教師となることでしょう。―
今回の告白者は、「卑屈な恋愛」について打ち明けています。しかもそれをこじらせてしまっているようなのです。
恋人がいなくて悩む非モテ話は耳にしますが、実は恋人がいても悩むものです。恋愛とは、いつまでも悩みが尽きないものですね…。
告白が行われたのは、はてな匿名ダイアリー「ふってほしい」(関連サイト参照)。では、恋人がいながらも、彼から全く連絡がなく、愛情のかけらもみせてくれない、と悩む女性から投稿が寄せられていました。
告白の概要、告白者のプロフィールに目を通して、具体的な告白内容を見ていきましょう。
■告白の概要
告白者は付き合っている男性に携帯電話を渡しているが、連絡があまりないことを不満に思っている。愛がなければ別れたいのこと。
■告白者のプロフィール
性別 女性
職業 不明
備考 付き合っている男性に携帯電話を渡している。結婚をもちかけられている。メールがつきに10回程度しか来ない。
■告白の具体的な内容
告白者は、以下のように告白していた。
「付き合ってるのに少しの愛情も見せてくれないのが苦しい。
もし浮気してたって、少しの愛情をかけてくれたらいいのに。
やましいことがなかったって、ここまで愛がないなら、苦しすぎる。」
確かに、男性の中には「仕事が忙しい」などの理由で連絡を怠りがちな人もいますが、投稿者の恋人はクリスマスにも会えず、電話にも出てくれない、もちろんメールの返信もくれない状態が続いているそうです。
「あなたと連絡がとれるのはあなたが思いついたときだけ？
あなたの気分が乗ったときしかメールも返さないし電話もとってくれないし、会ってくれないのはなぜ？
二人は付き合ってるんでしょ？
結婚しようって言ってるんでしょ？
じゃあ二人の都合を二人で考えて、ちょっと先の予定も考えようよ。
いつ連絡がとれるかもわからないあなたをずっとずっと待ってるだけの日々はつらすぎるよ。
たまには電話でてよ。
渡してる電話があるんだから、ちゃんと使ってよ。
月に10通ほどのメールのために渡してるんじゃないんだから。
苦しいよ。
このまま春から遠恋なったらどうするのよ。
大好きで大好きでたまらないけど、このままなら別れたい。
ずっと大好きで待ってるより、別れたって言葉で自分を納得させたい。
どうせ愛がないんなら、別れたって何も変わらないでしょ？
このままじゃ頭おかしくなるよ。
もうどうしたらいいんよ。
ずっとずっと一緒にいたいけど、最後にちょっとだけ優しさ見せてくれるなら、ちゃんとふってよ。
もう耐えられない。」
連絡を取れるようにするために、彼氏に携帯電話を渡しているにもかかわらず、全く連絡が取れず、彼の気が向いたときにだけ連絡が来ることが当然になっているようです。
■ライターの一言
いくら忙しいと言う事が男性の言い訳になることが多くとも、これは限度を超しています。2人の間で結婚の話も出ていると記されていますが、彼が告白者を都合のいい女と扱い、自分のもとに引き止めておくために「結婚」を口にした可能性もあります。
もしかすると、彼は告白者を恋人とはみなしていないかもしれません。
彼の口車に乗っては、このまま非モテ女になってひたすら耐えることになるかもしれません。もし本当に愛情があるなら、そんな不安や心配を与えないように努力してくれるでしょうが、彼の行動は明らかにその努力を惜しんでいます。と言うことは、彼にとってはその努力をしなくてもいい、非モテ女と扱われている、と考えられます。
恋人から連絡が途絶える、愛情を示してくれない、これは実は誰にでも起こりうる危険信号なのです。そこで彼があなたの不安や心配をどのようにやわらげてくれるかで、彼があなたをどう思っているかが測れます。
もし、彼がそんな態度を見せてくれなければ、そんな男性のために非モテになる必要はありません。
自分から振って、モテ女人生を歩みましょう。
（松田）
（関連リンク）
・ふってほしい。
松田英雄
大阪芸術大学卒業後、フリーライターとしてインターネットを中心に作品が掲載される。グルメ、エステ、ファッションなどを中心に描いているが、独自の恋愛感、男性批判など、若い女性らしい過激な文章を得意とする。
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