Quantcast
Viewing latest article 4
Browse Latest Browse All 20

『女の子は恋愛に関して連帯感が強い!それを利用した恋愛術』――メイド喫茶元オーナー・ヒロN式『脱・非モテ講座』第35回

Image may be NSFW.
Clik here to view.
―「メイド喫茶元オーナー・ヒロN『脱・非モテ講座』」は、メイド喫茶元オーナー・ヒロN氏が、メイド服を脱いだ素顔の女の子と接して得たノウハウを非モテタイムズで教えるコラムです。―

さて、今日は、昨日の記事『女の子を理解するための2つのステップ、連載を振り返る』の続きです。前半を読んでない方は、お読みいただけると内容がよくわかります。

今回の問題

「僕は、ある女の子に、勇気を出して告白しました。今どき古い手ですが、手紙を渡したのです。でも、ふられてしまいました。それだけなら、まだしょうがないのですが、なんと、その子は、その手紙を他人に見せてしまい、僕の知り合い皆に知られてしまったのです。もう女なんて絶対に信じられません。」

気持ちはすごくよくわかります。これだけではありません。女の子は、時に、男子に対して、酷い仕打ちをすることがあります。これは、説教しなければならないな。とは言え、女の子たちが、こんなおっさんの言うことを素直に聞いてくれるとも思えませんが。

特に、女の子は、こういうことに鈍感です。というよりか、女の子の中に、

「恋愛は、秘密にするべきもの。」

という感覚が希薄というか、あまりない、というのが、こういうことをしてしまう原因なのではないかと思いますね。男子は「ふられる=恥」という感覚があるのですが、女の子は、あまりそうは思わないのです。

■オープンな恋愛をする女の子は、男子がコソコソするのが嫌い

うちのメイドの子でも、こういうことがありました。その子は、ある男子が好きになったのですが、ふられてしまいました。すると、その子は、メイド仲間の女の子たちに話したり、泣いたりして、まあ、ちょいとした騒ぎになっていましたね。仲間の女の子たちも、一緒になって、泣いたり、なぐさめたり、そりゃあもう大変。女の子は、恋愛が恥ずかしいとか、隠しておきたいとか、失恋が恥ずかしいとかは、全然思わないのですね。

逆に、男子が、こそこそするのを、快く思わない向きもあります。つまり、なんかこそこそするのは、浮気をしているのじゃないか、ちゃんと愛してくれていないのではないか、そういうことです。だから、悪気があって、そういうことをする場合もないとは言い切れませんが、悪気がない場合の方が多いのです。

女の子は、基本、恋愛を秘密にはしておけないというか秘密にしたいと思わない子が多いのです。まあ、異性には隠している子も多いのですが、同性、つまり、同じ女の子同士では、ほとんど喋ってしまいます。だから、いくら口止めしても、恋愛話は、女の子の友達なら、ほぼ全員承知済みと考えていて間違いないでしょう。

女の子の仲間意識というのは、男子では考えられないほど強い面があります。例えば、恋愛では、男同士では、友人がふられてへこんでいたとしても、まあ、多少は同情したりするとしても、そんなに入れ込んだりはしませんが、女の子同士の場合は、恋をすれば、まるで、自分が恋をしたかのように、盛り上がったり、失恋したら、まるで、自分のことのように憤ったりしています。自分が恋愛の当事者みたいな気持ちになってしまうのです。

■恋愛に関して、相手と同化する女の子

女の子は、好きとなると、すぐにその相手に同化してしまいます。同じ気分になってしまうのです。これは、比較的論理的思考で自我が強い男子には、あまり考えられないことなのです。

この手紙の場合でも、推測するに、こういうことです。君をふった女の子は、当然のことのように、親しい女の子にその手紙を見せてしまいます。相談するつもりだったのか、それとも、自分がモテることを証明したかったのか、その両方だったのかは、わかりませんが、とにかく、親しい女の子に見せてしまった。そして、見せられた子は、それを、やはり、親しい女の子に話した。そうして、女の子の友達グループ全員がそれを知ることになった。その中の、一人が、また、何の悪気もなく、自分の親しい彼氏か男友達かに漏らしてしまった。そうして気がつくと、君の周りの人間全員が、それを知っていることになってしまっていた、ということです。

当の女の子にしてみれば、「それが何か?」というところです。この男子では考えられないほどの女の子との連帯感。時に、非常に都合の悪いこともあるのですが、これを防止したり、禁止することはできません。

■女の子の連帯感を利用する、恋愛術

そこで、モテ戦術としては、この女の子の連帯感を逆利用する手を考える方が利口です。つまり、お目当ての女の子の周りの女の子を協力者につけてしまう作戦です。

例えば、こんな例はどうですか? 君がお目当ての女の子に得点を稼ぎたくて、自分の自慢できる点をアピールしようとするとします。「つまり、僕は、スポーツが得意で、頭がよくて、お金持ちで、」と面と向かって並びたてたとしたら、相手の女の子は、きっと君の事を自分のことを鼻にかけたイケスカナイ奴と思ってしまうでしょ。

しかし、同じことでも、例えば、彼女の親友の女の子が、

「あいつってさ、スポーツ万能で、頭がよくて、東大出てるんだって、それになんかお金持ちらしいよ。いい彼氏みつけたね」

と言ったならば、「まだ、彼氏じゃないよ」とか言いながらも、まんざら嫌な気にはならないはずです。

非モテのヒトは、とかく、自分の力だけで、なんとか恋愛を進めようとしがちなんだけど、うまく周囲を使う、友人を利用する、君のために、喜んで力を貸してくれる友人を作っておくことで、どれだけ助かることか。まず、彼女の周りを冷静に見回してください。そして、使える人間関係は、うまく利用して、アピールすることです。こういうふうに立ち回ることができるということは、比較的冷静に周囲をみているということでもあります。がっつくばかりが恋愛ではありませんよ。

では、次回は、

「僕には、まだ、これは、という女の子が現われませんが、どういう基準で、そういう子を探せばいいのですか?素直に、真剣に、訊きたいと思います」

という質問です。

(ヒロN)

非モテタイムズのツイッターをフォローしてかかさずチェックしよう!

ヒロN
コラムニスト。コピーライター。プランナー。1958年生まれ。生物学的にはおっさんですが、精神年齢的には、中学生程度です。2005年から2008年までメイド喫茶を経営。その時の体験から、女の子の心理パターンがすごくよくわかるようになる。その経験を活かし、「女の子の取扱い説明書」なる本を書き、賛否両論いろいろな騒動に巻き込まれるが、結構楽しい日々を送っとりますな。現在も、全国の非モテ男女のために、と男女の恋愛テクニックの啓蒙のために、老骨に鞭打って活動中です。皆さん、暖かく見守ってくださいね。著書「メイド喫茶元オーナーが書いた女の子の取扱い説明書」「男のダイエット」「脱力系シニアライフのすすめ。」(いずれも無双舎刊)

・ヒロN氏のブログ 「ヒロN式!

■あなたにオススメの記事!


Viewing latest article 4
Browse Latest Browse All 20

Trending Articles